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沈む北斗七星 [星景写真]

                    「初秋の夜空へと」
初秋の夜空へと

                             栃木県鹿沼市下永野  2018年8月上旬







昼間の暑気が残るいつもの山里の夜は、暑気が腕や顔に執拗に纏わり付いて離れてくれない。
年代物の橋の下を流れる永野川には、2ヶ月前に聞いた心地良い蛙の音はすっかりと消えていた。
あの音はどうしたものかと何気なく沈む北斗に目を向けると、その方角から夜風が送られて来て
腕や顔に纏わり付く山里の夜の暑気を全て振り解いてくれた。


桜が咲く頃に北の空高く聳える北斗七星は、この時期だと北の空の地平線または低い稜線に
接触しようとしています。そんな北斗七星を見るとまた季節の進みを肌で感じます。
この先早い時間に北斗七星が沈もうとしても、今年の場合は秋を感じさせてくれない気配がします。
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