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冬銀河 [天体写真]

             「淡き流れ」
淡き流れ






新しく購入したRAW現像ソフト、シルキーピクスで冬銀河を調整Tryしてみました。
前記事のと比較してみて下さい。冬銀河が強調されてよりハッキリしたと思います。
でも宇都宮の光害、光被りは今の自分ではどうにもなりません。天体写真に特化したソフトを新たに
購入するしかなさそう?
それよりか旧.馬頭よりも、もっと奇麗に冬銀河が見られる所へ行って撮影した方が良かと思います。
光害がそこに存在している以上写ってしまうのはどうにもなりません。
そうすると旧.馬頭から更に1時間以上北へ移動した、福島県の阿武隈山地が候補に挙げられます。
そこで何年か前に冬銀河を見てますが、旧.馬頭より一際明るく見えてました。標高も大分違いますし。
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再度冬銀河撮影へ [天体写真]

「光夜の中に」
光夜の中に


光夜の中に

                   栃木県那珂川町大山田下郷 2023年12月上旬



先週末は再び冬銀河の撮影に行って来ました。場所は前回と同じ旧.馬頭の大山田下郷でした。
10時半頃現地へ着くと夜空の半分近くが薄雲に覆われていて、冬銀河が流れるオリオン座周辺は
晴れてはいても、オリオン座や大犬座のシリウスが本来の輝きではありませんでした。
それなので快晴に回復する事を期待して車中で待機。待つ事3時間で夜空は快晴となりました。
時間は午前2時近くになってまして、その時間だとオリオン座は西に傾き始めるようになります。
西に傾くと一つ懸念材料が出て来て、それは北関東の最大都市である宇都宮の街明かり、光害です。
冬銀河は十分に見られていましたが、宇都宮の光害をどう処理するか?それが自分に出来るのか?を
思いながら冬銀河の撮影を始めました。
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冬銀河撮影・2 [天体写真]

             「クルゼイロ・グランジ」
クルゼイロ・グランジ






クルゼイロ・グランジとは、これは自分が勝手に作った星座です。
オリオン座のα星ベテルギウスと小犬座のα星プロキオンを繋げて十字架の横棒を作ります。
そして大犬座のα星シリウスと双子座のγ星アルヘナを繋げて十字架の縦棒を作って十字架を作り上げて
それがクルゼイロ・グランジとなります。意味はポルトガル語で「大南十字星」。大きな南十字星です。
南十字星は付いても双子座のγ星アルヘナだけが明るさが2等級(2等星)で、他は0等級(1等星)
以上と明るいので、2等級のアルヘナだけが南十字星の役不足になってしまいます。
特に大犬座のシリウスは、-1.6等級と全天で一番明るい恒星なのでアルヘナは余計見劣りします。
それでも十字架の形としては、均整の取れた形の良い大きな十字架になっているのではないでしょうか。
そんな風に夜な夜な山里へ行って満天の星空を眺めては、マイ星座などを作ったりして楽しんでいます。
クルゼイロ・グランジを少し斜め加減に冬銀河が流れています。
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冬銀河撮影 [天体写真]

             「king of King」
King of King


             「ガラクシア・インヴィエルノ」
ガラクシア・インヴィエルノ

                    栃木県那珂川町大山田下郷  2023年11月中旬






一昨日の夜、旧.馬頭(現.那珂川町)の山里へ冬に見られる天の川、冬銀河の撮影に行って来ました。
現地に着いたのが22時代でその時間帯だとまずはオリオン座の高度がまだまだ低く、オリオン座の
左側(東側)を流れる冬銀河が肉眼で見て確認出来ません。
なのでオリオン座の高度が上がるのを車中で待つ事にしました。冬銀河が見られなくても露出時間を
掛ければ写ってはくれますが、高度が上がって肉目で見て冬銀河が見られた方が何かと有利です。
そうして車の中で待つ事1時間。薄っすらと冬銀河が見られ始めたのでカメラとポータブル赤道儀を
セッティングに入り冬銀河を撮り始めました。
下の写真が冬銀河です。これまでブログで説明しましたが、冬銀河は星の密集度が低い銀河系の外側を
見ているので、その分銀河の輝きが暗くなります。暗い分明るい夏の銀河と比べると印象が弱いです。
オリオン座の左を何となくザラザラと写っているのが冬銀河です。露光中に旅客機が通過しました。

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オリオン大星雲 [天体写真]

             「夢の片隅に」
夢の片隅に

                 栃木県那珂川町大山田下郷  2020年10月下旬








昨夜は旧・馬頭の山里へ天体撮影に行って来ました。久し振りのオリオン大星雲の撮影です。
前回撮ったのが何時だったか記憶には無く、撮影地は茨城の常陸大宮だったのは憶えています。   
久し振りのある意味特殊ともいえる天体撮影だったので、今回は何かと手古摺って空回りばかりで
自分では防いでるつもりが全く防げてないカメラ振れに悩まされました。
それにしても今回は素晴らしくクリアな満天の星空で、雲一つ湧く事も無く、小都市の郊外とは
雲泥の差があるくらいのが見られただけでも満足でした。
次はカメラブレ対策をしっかりとやって挑もうと思います。



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オリオン座の二つの星 [天体写真]

                     「輝くオリオン」
輝くオリオン








前記事の続きでオリオン座の二つの星ついて記します。一つは冬の大三角を構成するベテルギウス。
もう一つはベテルギウスの対角線下に位置するリゲルについてです。
ベテルギウスはオリオン座のα星(その星座の中で一番明るい星)で、リゲルはオリオン座のβ星(その
星座の中で二番目に明るい星)となっています。しかし実際の明るさは、リゲルが0.13等でベテルギウスが
0.8等とリゲルの方が後者を上回っています。なのにリゲルがオリオン座の中で2番目に明るい、オリオン座
のβ星なのです。
それがどうしてかはさて置き、二つの星の実際は天文学上とてつもない位凄い恒星なのです。

まずはベテルギウス。本体の実際の大きさその直径は、最大で太陽の1000倍もあって当恒星を太陽の
位置に置いたとしたら、火星の軌道を超えて木星の軌道近くまで達するという超巨大さです。
そんなベテルギウスは、写真で見ても目で見ても赤い色をしていて「赤色超巨星」と呼ばれています。
そしてリゲル。この恒星の何が凄いのかはそれは実際の明るさでして、実に太陽の8万倍以上の光度が
あるという、とてつもないエネルギーをリゲル本体から放出して宇宙空間に輝いています。
また最近の研究報告では、太陽の28万倍に及ぶという数値も出ていて、銀河系内において肉眼で見える
最も明るい恒星の一つであるようです。
そんなリゲルは、写真で見ても目で見ても青い色をしていて「青色超巨星」と呼ばれています。

そんな二つの恒星が、我々太陽と入れ替わっていたら我々地球は人類はどうなっていたでしょうか?
若しベテルギウスだったとしたら、昼間の空全体360度はベテルギウスの表面に覆われて青空の欠片
さえも見られない空になったでしょう。そんな空だとしたら人類は、空を見上げてみて何の浪漫も抱く事は
ないのかと思います。
またはリゲルだったとしたら、太陽の8万倍の強烈な光に晒されて生命の誕生は有り得なかったでしょう。
まして一方では28万倍です。リゲルから降り注ぐ放射線の量なんて太陽の比ではないはずです。
そんな事を思うと地球は太陽で良かったとなりますね。


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冬の大三角 [天体写真]

                     「オリオンの仲間達」
オリオンの仲間達

                             栃木県那珂川町大山田下郷  2019年12月上旬







一昨日の土曜の夜は、旧・馬頭(現・那珂川町)の山間部へ天体撮影に行って来ました。
掲載した写真がその一コマです。何がどう写っているか説明したいと思います。

まずは画面中央右寄りにオリオン座の全景が写っています。オリオン座の左肩に当たる赤い星が
有名な一等星ベテルギウスです。
画面中央部から左寄りに掛けて、ベテルギウスと同じくらいに明るく写ってる三つの星を結ぶと
正三角形になるかと思いますが、それが今記事のタイトルにした「冬の大三角」なのです。
それぞれの星の名前は右からベテルギウス、その斜め下に大犬座のシリウス、シリウスから左斜め上に
小犬座のプロキオン。ベテルギウス、シリウス、プロキオンで冬の大三角です。

シリウスは全天で一番明るい恒星として大変有名です。プロキオンは、一般的にはそれ程有名な星では
ありませんが、その言葉の意味は「犬の先駆者」という意味があります。何故先駆者なのかは全天で
一番明るい恒星のシリウスより必ず先に地平線から天に昇るからなのです。
ベテルギウスは、最近の天文学会ではいつ超新星爆発を起こしてもおかしくないという研究発表があります。
仮にたった今超新星爆発を起こしたとしたら、我々人類がベテルギウスのそれを見られるのは今から
600年先の事となります。または仮に一週間から一ヶ月先に見られるとしたら、それは600年前の
ベテルギウスのその姿を見る事となります。

最後に冬の大三角の脇内は、星が密集した感じに写っていますがそれは冬の天の川です。
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梅雨明けはいつ [天体写真]

                     「夏銀河」
夏銀河

                               栃木県那珂川町大山田下郷  2019年5月上旬      





7月も20日が過ぎてそろそろ梅雨明けを迎えますね。
毎年々そうですが、梅雨明けで待ち遠しいのが山奥で見る満天の星空です。夏の銀河が見たいです。
高原の夏の夜の涼しい空気に包まれて見る銀河はまた格別です。
時期的にペルセウス座流星群もあって、流星が満天の星空に一輪の花を添えてくれます。
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奥会津の銀河 [天体写真]

                     「遥かな薄光」
遥かな薄光

                               福島県南会津町・木賊温泉  2019年5月上旬






一昨日(5月5日午前2時)に福島の奥会津で撮った夏の銀河です。
銀河系の中心部の膨らんだ所で、バルジと呼ばれる恒星が最も密集した部分を少し大きめに撮りました。
今回の夏の銀河は、那珂川で撮った時よりも1分以上露出を掛けてみました。
那珂川より輪を掛けて星が良く見える奥会津ですが、それでも関東平野の光が写り込んでしまいます。
それを除去させる画像処理方もあるのですが、自分はそれを知る事がありません。
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銀河を撮りに那珂川~大子へ [天体写真]

「山里の銀河」
山里の銀河




                     「薄光の銀河」
薄光の銀河

                                  栃木県那珂川町大山田下郷  2019年5月上旬






昨夜は、栃木県北の那珂川町からその東隣の茨城県大子町へ夏の銀河の撮影に行って来ました。
先週末も同じ所へ行って来ましたが、大子の相川でボタン桜の星景を大判カメラで撮影中にパトカーが
1台やって来て、警察官から「こんな夜中にこんな所で何を?」と職務質問を受けました。
その質問に明確に答えてて説明すると、その警察官は事もあろうに「珍しいカメラですね、蛇腹の大判
カメラですね」と露光中にも拘わらず、しかもレンズ正面から懐中電灯の光を直接照らすのでした。
自分はその行為に返す言葉も無く、ただその瞬間を見届けるだけであって、警察官は「気を付けて撮影
して下さい」とその場を立ち去って行きました。
これまでに深夜人里離れた所で撮影中に職務質問を受けた事は何回かありましたが、今回の様に質問
しながら光を直接当てられるのは初めてでした。自分は、茫然自失に近い感覚で大判カメラのフィルム
ホルダーからリバーサルフィルムを引き抜き、その場で破棄するしかありませんでした。

それで昨夜は同じポイントで先週末のリベンジ撮影。しかし出掛ける直前になって、先週末のアクシデント
でのリバーサルフィルムが最後の1枚だった事に気づき、大判カメラでのリベンジは果たせませんでした。
それで仕方無しにデジタルカメラでの銀河撮影となりました。
下の銀河の写真ですが、銀河の周りをを覆うように黄色い光が掛かっていますが、これは関東平野全体
の街明りです。関東平野の光が栃木県北の山里に届いていることになります。

              
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再度奥会津へ [天体写真]

                     「晴れ行く銀河大空」
晴れ行く銀河大空



晴れ行く銀河大空

                               福島県南会津町唐沢峠  2016年7月上旬





一週跨いで再度奥会津へ行って来ました。先々週撮れなかった奥会津の星空を今回撮る事が出来ました。
しかし・・・・・撮れたのは撮れましたが、晴れてくれたのがホンの一時。時間としては一瞬と言って良いほど。
広い奥会津なので場所を選べばもう少し長く晴れてくれた所もあると思いますが・・・・・
何かおかしいと思えば全天雲に覆われていて、ホンの数コマしか撮れませんでした。
それでも奥会津の星空は、自分が知っている他の星空とは違う夏の銀河の輝きを見せてくれました。



Nikon D750  Tamron 28-75mmF2.8 Macro  F/3.5  ISO/3200  30秒


久し振りの天体撮影 [天体写真]

                     「天星洪水」
天星洪水

                         栃木県鹿沼市上永野与州  2015年10月上旬









ここ数日晴天が続いていたので、一昨日の夜に3ヶ月ぶりの天体撮影に行って来ました。
写真は、白鳥座からケフェウス座にかけての銀河です。写ってはいませんが、東方向(右方向)には
カシオペア座があります。
撮影中は、そばにあった藪の中から数頭のシカの鳴き声が終始していました。ガサガサと数頭の動く
音がするたびに、全頭一斉に藪から出て来るのかなと思わされました。10頭くらいいたかもでした。

暑くもない涼しくもない山里の夜 [天体写真]

                     「赤龍」
赤龍

                          栃木県鹿沼市上永野与州  2015年7月中旬







昨夜は山里の最奥へ行けば涼しいだろうと、上永野へ天体写真を撮りに行って来ました。
標高は推定で200mくらいなので、全般的には街の郊外よりか涼しかったという感じでした。
殆ど無風状態だったので、天体撮影での細かなセッティング中には薄らと汗が滲んで来ました。
自宅の庭だったなら、昨日の暑さだとまず汗だくでしょうか。時折吹き抜ける夜風は涼しかったです。
写真は、白鳥座の散光星雲です。ピントをしっかり合わせたつもりでしたが、あまり良くありません。
フィルム時代のレンズでデジタル対応ではないからでしょうか?ピントは写真の命です。また次に。

フジフィルム X-M1 カールツァイス・ゾナー180mmF2.8  270秒  絞り開放

晴れる期待無し [天体写真]

                    「星屑の夢」 
星屑の夢

                             栃木県鹿沼市上永野与州  2015年5月下旬









今週半ばに新月になりますが、週刊予報を見る限りだと晴れる期待は無さそうです。
予報が外れて梅雨の中休みがあると良いですが。梅雨の中休みの星空は、クリアで大変素晴らしいです。

散光星雲と流星 [天体写真]

                     「対話」
対話

                             栃木県鹿沼市上永野与州  2015年5月下旬









先日いつも行く永野の里山の最奥へ天体写真を撮りに行って来ました。手前の星野では良く星を見たり
星景写真を撮ったりしますが、永野の最奥の星空は星野より1ランク上を行く星空でした。
写真は白鳥座の散光星雲で、左が北アメリカ星雲と呼ばれています。形が北アメリカ大陸の様に見えます。
右の星雲は特に名前はありませんが、何となく形が竜の頭に似てるように思います。
自分としては、竜が北アメリカ大陸を睨んでるようにも、または何か対話してるようにも感じます。
偶然2つの星雲の下に流星が流れ、ラッキーにも流星が写ってくれました。

フジフィルム X‐M1  ズームニッコール24-85mmf3.5-4.5  F4.5開放  ISO-2000 270秒
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